平安アーティストの頂上決戦!日本史上最古の画家・百済河成vs飛騨工のエピソードを紹介 (5/5ページ)
また平成6年(1996年)から発掘調査が行われ、中世の遣水(やりみず)遺構が発見されます。
そして平成11年(1999年)に復元完了。河成の名を一層高めることになったのでした。
終わりに以上、『今昔物語集(百済川成と飛騨の工と挑みし語)』より百済河成と飛騨工のエピソード+αを紹介してきました。
二人の頂上決戦?は一勝一敗の引き分けといったところでしょうか。
名古曽滝が現存している分だけ、河成の判定勝ちとしてあげたいところです。
他にも百済河成や飛騨工の作品が発見されないか、今後の探求がまたれます。
※参考文献:
宝賀寿男『古代氏族系譜集成』古代氏族研究会、1986年4月 森田悌『全現代語訳 続日本後紀 下』講談社学術文庫、2010年10月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan