平安アーティストの頂上決戦!日本史上最古の画家・百済河成vs飛騨工のエピソードを紹介 (1/5ページ)

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平安アーティストの頂上決戦!日本史上最古の画家・百済河成vs飛騨工のエピソードを紹介

日本史上、名前が伝わっている最古の画家は百済河成(くだらの かわなり)と言うそうです。

現存する作品はないものの、数々の伝説を残す名匠でした。

河成の描いた絵はまるで本物さながら。川を描けば水が流れ、せせらぎが聞こえんばかりだったと言います。

今回はそんな河成と、彼とライバルだった飛騨工(ひだのたくみ)のエピソードを紹介。

飛騨工も相当ハイレベルなアーティストだったそうですが、どんな闘い?を演じてくれるのでしょうか。

第1ラウンド・どの扉からも入れない!

菊池容斎『前賢故実』より、百済河成。

ある日のこと。飛騨工が河成を自宅に招きました。

「やぁ、今日はお招きありがとう」

「いやいや、こちらこそ来てくれてありがとう。君に是非とも見てほしい作品があってね」

「そうかい。それは楽しみだ」

飛騨工は平安京遷都の際、豊楽院(ぶがくいん)を造営。その名を天下に轟かせた建築家でもあります。

「して、作品はどこにあるんだい?」

「庭に小さな堂を建てて、その中に納めてある。もてなしの用意をしておくから、先に行って見ていてほしい」

「分かったよ」

さて、河成が庭に出ると、相変わらず見事にあつらえてありました。

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