【南雲ドクター考案】心身の不調、ダイエットに効く「薬膳カレー」簡単レシピ
炊いた雑穀米をフライパンで焦がすのがポイント!
最近、「薬膳」という言葉をよく耳にしませんか? 薬膳レストランから薬膳カフェ、薬膳インストラクターという資格まであるんです。先日、中華料理のお店で薬膳火鍋を食べたとき「これがウワサの薬膳なんだ!」と感激しました。
クスリっぽい苦い味を想像される方も多いと思いますが、そんなことは……なきにしもあらず。ですがそのぶん、心身の不調に効くような気がしますし、ヘルシーな食材や調理法が多いのでダイエットにも最適です。
改めて、薬膳とは一体何か? 「中医学の理論に基づいていなければならない」といった難しい定義がありますが、まずはざっくりと「漢方の食事バージョン」と押さえておけばOKです。
ネットで検索してみても、自宅で作れる薬膳レシピがズラリ! 中でも人気なのが「薬膳カレー」です。本格的に作るとなると、食材を揃えるのも一苦労。かと言って「なんちゃって薬膳」では物足りない……。
そんな方におすすめなのが、南雲吉則医師(ナグモクリニック総院長)が『たけしのニッポンのミカタ!』(テレビ東京)で紹介した「南雲流・薬膳カレー」。家にある“普通の材料”で手軽にできちゃいます。さっそく作ってみました!
材料(1人前)
- 鶏モモ肉……1枚
- ヨーグルト……250g
- カレー粉……大さじ3
- 塩、コショウ……適量
- 炊いた雑穀米……おにぎり1つ分
作り方
1.鶏モモ肉を皮ごと、ぶつ切りにする。
<ポイント>「皮ごと」にすることで、コラーゲンを吸収しやすくなります。
2.さきほどの1を水切りしたヨーグルトに漬け込む。
3.カレー粉、塩・コショウを入れ、よく混ぜる。
4.冷蔵庫で30分ほど寝かせる。
5.さきほどの4を熱したフライパンに入れ、蓋をして5〜10分ほど煮込む。
6.炊いた雑穀米をラップで包み潰し、フライパンで焦げ目がつくまで焼く。
<ポイント>雑穀米を焼いて堅くすることで、咀嚼回数を増やす!
7.さきほどの6を器に盛り、5のカレーをかけて完成。
すごく簡単! そして何よりも美味しい! ヨーグルトは水切りして、なるべく固めな状態にしておくのがコツです。もしカレーが水っぽくなってしまった場合は、溶かした小麦粉を加えてください。
より薬膳っぽさを出したいなら、クミンパウダーやクミンシードを入れるといいかも。逆に苦味が好きではない方は、コンソメで調節すると食べやすくなりますよ。
このレシピは、3つの薬膳(カレー粉、雑穀、ヨーグルト)を使うことで、体に必要な栄養素を補ってリセットするとともに、体の中の傷ついた部分もリカバリーできるのだとか。一部では「アンチエイジングの貴公子」とも呼ばれるカリスマ・南雲ドクターが考案したレシピなので、効果もかなり期待できるのでは。ぜひ一度、お試しあれ!
(文・写真/尾崎ムギ子)