年収200万円なのに貯金1300万円…独身45歳男が"リッチ"な理由 (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

写真はイメージです
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「同年代の男性や大学の同級生と比べても僕のほうが絶対リッチな生活してますって! ま、40過ぎの独身男です。背負うものがないのかもしれいけど……。でも同年代で1部上場企業にいった既婚男性よりも僕のほうが実は経済的にも、時間的にも、何より精神的にも恵まれているのでは? と思う。断言できるよ!」

 こう語るのは篠本浩輔さん(仮名・45歳)だ。“西の学習院”と呼ばれる甲南大学卒業後、関西の名門、関西学院大学の大学院で博士課程まで学んだがアカデミックポストと呼ばれる研究職への声はいまだかからず。関西のいくつかの大学非常勤講師をしながら糊口を凌ぐ日々だ。

「ぶっちゃけ、大学院に進んだのは働きたくなかったから。18歳で大学進学のため神戸にやって来た頃から今まで自分自身は変わってないよ。年を食っただけだね」

 篠本さんがこう話すのには理由がある。毎月の収入が18歳の大学1年の頃から現在までさほど違いがないからだ。

月収10万〜15万円でも貯金は1300万円超え!

「学生のバイトでもさ、月に15万円くらい稼いでたらそれなりにリッチだったでしょ? 僕は学生時代から今まで、月収12万〜15万円と変わらない。だけど大学の非常勤講師という職業柄、時間は有り余っている。だから知恵を絞ればいくらでも充実した生活が送れるぞ。酒もそこそこ飲むし旅行にも行けば風俗通いもする。皆、その知恵を絞ってないんだよ」

 そんな篠本さんの多いときの15万円の月収のうち支出の内訳はこうだ。

篠本さんの月収から支出額

【収入】
  • 月収約15万円
【支出】
  • 国民健康保険(約2万円)
  • 国民年金(約1万6000円)
  • 家賃(1万5000円)
  • スマホ使用料(約7000円)
  • インターネットプロバイダー代金(約5000円)
  • 支出計=約8万7000円

 この計算だと、手元に残る約8万7000円。うち毎月4万円はかならず貯金するという。18歳の頃から続けている貯金はいま、その額約1300万円をすこし超えたところだ。住民税は約6万円だというが、これは月割りにすると約5000円程度だ。貯金のなかから支払うようにしている。

「大学生の頃はまだ親類縁者からお年玉せびってたからな……。それも全部貯めてるよ。FXだの株だの不動産だのの資産運用は一切してない。パチンコもしない」(篠本さん)

家賃1万5000円だと居酒屋や旅行にもいける!

 篠本さんが毎月自由になるカネは、収入がすくない時だと約2万5000円、多いときなら約4万7000円だ。

「まず家賃だよ。神戸の繁華街、三ノ宮から一駅の灘駅でも探せば1万5000円くらいのところはある。築33年の四畳半一間。バス・トイレは共同。十分だよこれで。家賃が高いと手元に残る金が多いから」

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