三井不動産グループが分譲した横浜市都筑区の大型マンションにて、建物を支える杭くいの一部が固い地盤(支持層)まで届いていなかった問題で、販売元の三井不動産レジデンシャルと施工会社の三井住友建設が、傾きを改善する工事のために、全4棟(傾いていない3棟を含めた)の建て替えをする考えを明らかにしました。 工期は約1年前後となる見込みであり、工事中に住民が一時退去しなければならない可能性もあるという。 三井不動産レジデンシャルは、部屋の買い取りや精神的負担についての補償、さらに、一時避難先としてのホテル宿泊費用、建て替え完了までの仮住まいの費用も補償すると説明しました。
なぜ傾くに至ってしまったのか…?
傾きが判明したのは昨年11月。別の棟への渡り廊下の手すりがずれていることに住民が気づき、三井側が調べたところ、4棟のうち1棟の建物の片側が約2cm低くなっていました。
この棟に打たれていた52本ある杭のうち28本を調査すると、6本が強固な地盤に到達しておらず、そのほかにも2本の打ち込みが不十分であることが判明しました。
三井不動産側は、杭の施工を担当した旭化成建材が杭の施工記録を差し替えられていたと市に報告。データの差し替えがどんな経緯で行われたのかは依然調査中です。
市から建築基準法に違反に抵触しているとして、対策を取るよう販売者側に指導をされ、今回建て替えするという方向に話が進みました。
世界の傾いた建築物たち
今回は不祥事として、傾いた建築が問題となってしまいましたが、世界には傾いた建築物がアートとして取り上げられることもあります。