先だっての10月末日にマルハニチロの定番缶詰『さば水煮』(190g・希望小売価格 税抜200円・発売中※写真右のラベルは来春発売予定のイメージ)が缶詰初の機能性表示食品(きのうせい ひょうじ しょくひん)として受理されたことがニュースになった。ただ正直”機能性表示”と言われても「健康に良いんだろうな」くらいの感想しか持てないのではないだろうか。さらにトクホとの違いを認識している人は、石を投げても当たらない程度の人しかいないのでは? そこで今回はわかりにくい上に、トクホと混同されやすい機能性表示食品についてまとめてみることにする。
■審査が必要なトクホ、審査のいらない”機能性表示”
審査が必要なトクホ、審査のいらない”機能性表示”。ざっくり言ってしまうとそういうことになる。特定保健用食品=トクホは飲料中心にペットボトルのお茶やコーヒー、コーラ、ノンアルコールビールにまで存在する、消費者庁長官=国のお墨付きを得た”体にいい”食品。だったら全部トクホでいいのではないかということになりそうなものだが、そうはいかないわけがある。 というのも、トクホには国が安全性と機能性の審査をすることによってトクホの資格が得られ、あの手足を伸ばした人シルエットのロゴとともにパッケージに入れることができるのだが、それを実現するためには大変な費用と時間がかかるのである。 通常の商品開発に加えてヒト相手の試験なども実施しなくてはならず、その金額は数千万円かかることも珍しくない。さらには、開発を開始してから販売に到達するために通常2年以上かかるというから、トクホ商品を販売するということは大きな壁の上に鉄条網がかかっているほど困難な道のり。中小企業にとってはこれで商品が売れなかったら会社が傾くほどの巨大プロジェクトになってしまうのである。 そうした背景でもう少し簡単に食品の機能を表示できないものかと編み出されたのが、今年4月から始まった「機能性表示食品制度」。安全性・機能性について科学的な裏付けのある論文とともに消費者庁長官に届け出れば審査なしで表示が可能となる。
「機能性表示食品」まとめ〜マルハニチロ『さば水煮』が缶詰初の機能性表示食品に!
2015.12.29 09:00
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