人は食べなきゃ生きていけない。食べたら出さなきゃやっぱり生きていけない。でもそれなりの社会生活を営んでいる人にとって、その辺でプイっとかいうのは非常事態以外はNGであり、トイレにいって用を足さなくてはならないわけだ。
いつトイレに行きたくなるのかは予測を立てるのは難しい。出物腫れ物所嫌わずなのだから、公共の交通機関ではほとんどトイレが用意されている。
地上から離れ、上空を移動する飛行機にトイレがあるのは当然だ。だがかつての飛行機のトイレ環境は今よりもダントツに悪かった。空飛ぶ排泄物処理について、過去、現在、未来について10の事実をあげてみよう。
・1. 乗客はかつてダンボールで用をたしていた。
1930年代や1940年代、航空機での移動が急増した初期の頃、飛行機の中には個室も汚物をためるタンクもなかった。乗客は、バケツや箱で用をたしていたのだ。
ときにこれが乱気流で揺れてオーバーフローし、中身が機内に飛び散ったりすることもあった。パイロットは自分の靴の中やコックピットの床の穴におしっこしたりしていた。初めて取り外しのできる汚物タンクがお目見えしたのは1930年代も終わりで、クルーが着陸後に中身をきれいにしなくてはならなかった。1940年代にもこの方式は引き継がれた。
・2. イギリス人は空で垂れ流し
1937年、英国空軍によってスーパーマリーン・ストランラーという名の飛行艇が運行し始めた。すぐにこの飛行艇は、その奇妙な設計のせいで"口笛を吹くトイレ"というニックネームがつけられた。