茂永容疑者によると彼は数年前から九州の福岡に移り住み、宮司に戻れない場合には釣り船屋を営もうと漁船や釣り船に乗ってノウハウを学んでいたそうです。だが、一方的な手当の打ち切りが原因で貯蓄もほぼ使い果たしてしまった。私が金融機関から借りる手立てはないのかと水を向けると、このときも「担保がないばかりか、前科がある人間に貸してくれる銀行なんかありませんよ」と笑っていた。
また、同じく犯行に及んで死亡した妻の真里子容疑者は宝石の鑑定士の資格を持っており、一時は宝石店にも勤めていたが、そこにも茂永容疑者の逮捕歴や放蕩歴を伝える怪文書がバラまかれ、「働く場所がない状況だ」と話していた。2人が『富岡八幡宮』と縁を切ろうと本気で考えたことがあったかは不明だが、逃げても幸せになる道はないと感じていたようです。
〈無論、だからといって長子さんの殺害を企て始めた同容疑者の思いを、記者が受け入れるはずがない。
茂永容疑者が話した内容を端的に伝えるためにここには記していないが、実際の会話には凶行を思いとどまり、生活を改めるよう諭す記者とのやり取りが多分に含まれていたことを伝えておかなければならないだろう。
茂永容疑者はその記者の声に耳を傾け、最後には「一度、考え直してみますよ。それに近いうちにまた電話します」と話してくれたが、終始、悔やんでいたのは逮捕歴と最初にバラまかれた怪文書のことだった。〉
茂永容疑者は、自分に対する度重なる怪文書をバラまき続けたのは、長子さんだと決めつけていた。事実、『富岡八幡宮』の内部関係者しか知らないようなことまで書かれており、その疑惑は確かに濃厚と見られていたのです。そのため、同容疑者も長子さんに対する怪文書をまき続けていたが、「最初の怪文書が出なければ、長子を道連れに地獄に落ちようとまでは考えなかったでしょうね」と語っていました。
というのも、宮司時代に怪文書が神社界にバラまかれた際、茂永容疑者は警視庁に相談し、長子さんを逮捕させようとしたという。結局、神社の看板に傷が付くことを恐れて取りやめたらしいが、逆に長子さんは茂永容疑者が年賀ハガキに書いた文面の一部を問題にし、深川警察署に通報して逮捕させた。
また、母親への思慕の念も強まっているようだった。
スクープ! 富岡八幡宮殺傷事件 実行犯から本誌にあった「犯行予告」90分 全真相(2)
2017.12.20 14:00
|
週刊実話
ピックアップ PR
ランキング
総合
社会
1
医療現場の「見えない負担」を減らすには──人手不足の地域医療でAIが果たす役割
TREND NEWS CASTER
2
若者の「梅離れ」に挑む異業種出身社長の逆転発想――規格外梅は資源になるか?産地が直面する「価値再編」
TREND NEWS CASTER
3
工場の外へ広がる「自動化フロンティア」――滋賀の中堅FA企業が挑む”another FA”は普及するか
TREND NEWS CASTER
4
なぜ鼠径ヘルニア手術は「入院」が主流なのか――日帰り年500件超のクリニックの試み
TREND NEWS CASTER
5
地方医療は「治す」だけで維持できるのか、「点」から「面」への分かれ道
TREND NEWS CASTER
6
鎌倉大仏の背中に空いてる〝穴〟の正体 「背部スラスター」との珍説に3.5万人破顔も...真相は?高徳院に聞く
Jタウンネット
7
〝ちいさな夏〟が閉じ込められた風鈴が、ずらり 京都・正寿院の「風鈴まつり」の清涼感がたまらない【6/1~9/30】
Jタウンネット
8
老舗そば店は地域に何を”残す”のか――茨城・常総、66年続く食堂が抱える宿題
TREND NEWS CASTER
9
ハードからソフトへ移行する運送業界 老舗70年企業が進める事業再定義と同族外からの代表交代
TREND NEWS CASTER
10
大好物を見たワンコさん、キラキラお目めで〝喜びの舞〟 可愛すぎる反応に5.4万人もん絶
Jタウンネット