前回のコラムでも説明したが、ラグビーのルールの基本は「前にボールを投げてはだめ」。それさえわかれば十分なのだが、サッカーなどのルールを知っていると、「なんで?」なんて思う規則が多い。
特にゲームが途切れたときの「試合の再開方法」が、余計にラグビーのルールをわかりにくくしているのではと思う。
たとえば、サッカーだとピッチからボールが外にでたとき、ボールを外に出していないほうのチームがピッチにボールを入れて、つまりスローインして再開するけれど、ラグビーだと必ずそうともいえない。
今回はそんな頭がこちゃごちゃになっている人に向けて、反則やフィールドの外へボールが出たりして試合が中断したときの「試合の再開方法」について少し解説します。
■まずは反則を知ろう。反則によってゲームの再開方法はちがう
ラグビーの反則は「軽い反則」「やや重い反則」「重い反則」「かなり重い反則」に分けることができる。どの反則にあたるかによって、再開方法がちがってくる。
◇「軽い反則」
ボールを前に落としたり、前にいる人にパスしたりするなど「ミス」レベルのもの。ハンドリングエラーという。再開方法は「スクラム」。審判のかけ声でスクラムを組み、反則を受けたチームがスクラムの中にボールを入れて再開する。くわしくは記事の後半で説明しよう。
◇「やや重い反則」
「やや重い反則」といっても、そんなに重くはないんだけれど。たとえばラインアウトのとき敵との間を1m空けなかった、スクラムのとき審判のかけ声よりも早く組んだなど、気をつけていれば防げた反則。
この反則をしたときの再開方法は、スクラムか、キックのいずれかを選ぶことができる。ただしキックの場合、ゴールポストを狙って蹴ることはできない。
◇「重い反則」
ボールを持っている選手よりも前にいる味方プレイヤーがプレイをした、ボールを持ってない相手の邪魔をした、ボールを持っている人がタックルを受けて、地面に倒れたときにボールを離さなかったなど。