母子4人が惨殺、女と男で殺害方法を変えた犯人の狙いは 近隣住民も気になる証言【未解決事件ファイル】

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 2004年9月9日未明、愛知県豊明市沓掛町の民家で母子4人が何者かに殺害され、建物が放火される事件が発生した。事件の1年前から、何者かが被害者宅のドアを無理やり開けようとしている姿が近隣住民に目撃されていたというが、犯人との関係は分かっていない。2021年2月現在も事件は未解決のままとなっている。

 事件が発覚したのは午前4時25分頃。近隣住民から「近所の民家が燃えている」と消防署に119番通報が入った。消火活動により火はまもなく消し止められたものの、焼け跡から当時38歳の母親、当時15歳の長男、当時13歳の長女、当時9歳の次男、計4人の遺体が発見された。当時、父親は仕事のため外出しており無事だった。前日の午後11時に父親が母親に「残業で遅くなる」と電話で連絡した際には、特に異変はなかったという。

 当初は事件性のない火災事故だと思われていたが、警察と消防の現場検証により恐ろしい事実が浮かび上がってきた。室内には灯油が意図的に撒かれた跡が残されており、遺体からは損傷の痕跡が残されていたのだ。警察はすぐさま殺人放火事件と断定し、特別捜査本部が設置された。

 しかし、捜査はすぐに難航してしまう。事件発生時が未明だったこともあり、ほとんど目撃証言が集まらなかったのだ。現場に残された痕跡はというと、犯人に繋がる証拠はほとんど見つからない一方で、不可解な点が次々と浮かび上がってきた。

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 犯人の侵入した形跡が見つからなかったのだ。被害者宅の1階にある窓や玄関などは全て施錠されており、2階から侵入した形跡も残されていなかった。家の外にある車庫には、父親の指示で勝手口の鍵が置かれていたというが、警察が調べたところ、鍵は物置に残されたままだった。犯人がこの鍵を使用したかどうかは分かっていない。

 不可解な点はまだ存在する。被害者宅では犬を飼っており、見知らぬ人にはよく吠えると近所で評判だったのだが、事件発生時に犬の鳴き声を聞いた近隣住民は1人もいなかった。

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