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数年前、プロテスタントのビショップ(高位聖職者:監督)であるペダー・ウィンスロップの棺を調べていたところ、麻布に包まれた死産の胎児が司教の足元に置かれているいるのが発見された。
ペダー・ウィンスロップは、神と科学の両方に精通した人物で、現在のスウェーデン南部の都市ルンドのために尽力した実践的な政治家でもあった。
17世紀に亡くなり、棺の中でミイラ化した彼の遺体からは様々な発見がなされた。更に彼がまとっている屍衣の下にある謎が隠されていたのだ。
・17世紀に亡くなりミイラとなった高位聖職者の棺を調査
「当時先駆的だったウィンスロップは、今でも現代社会に貢献してくれているといっても過言ではありません」ルンド大学歴史博物館の館長、パー・カルステンは言う。
「彼の棺の中は、17世紀の小さな宇宙です。深い敬意をもって、ユニークな医療アーカイブとも言えます。現代を生きているわたしたちが何度も立ち戻って新たな問いを投げかければ、彼がそれに答えてくれるのです」
2012年、ルンド大聖堂の関係者が、地下の霊廟からウィンスロップの遺体を移動させることに決めたとき、カルステンらは、棺の中をCTスキャンやレントゲンで分析することができた。
ウインスロップは、レモンバーム、ヤナギハッカ、ビャクシンなどのハーブを敷き詰めた上に安置されていたため、腐敗を免れた可能性がある。
おそらく遺体は葬儀前の数週間、風通しのいい低温の環境に置かれていたせいか、自然にミイラ化していた。