国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が13日、東京五輪・パラリンピック組織委員会の事務所を訪れて橋本聖子会長と面会し、日本国民に向けて安全な開催を訴える場面で、「最も大事なのはチャイニーズピープル」と言い間違えるハプニングがあった。バッハ会長はすぐに言い直したものの、ネットではバッシングの嵐が巻き起こった。
実際のネットの声には、「完全に日本人をバカにしてるし、軽視してる」「日本を蔑(ないがし)ろにしている」といったものの他、「間違いの中に本音が出ている」とする見方もあり、中には「わざとか?」「歓迎されてないから嫌がらせで言ったのでは」などと深読みする意見もあった。捉え方によってはただの言い間違いにすぎないささいなミスだが、バッハ会長はなぜここまで大きな非難を浴びてしまったのだろうか?
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そもそも、コロナ禍での五輪開催について安全性を不安視する声が多かった。慎重な判断を迫られた日本政府だったが、なかなかハッキリとした答えが出せず、IOCとの力関係の弱さが指摘された。また、かねてから「貴族的すぎる」と批判があったIOC理事や委員の宿泊と移動についても不信感を示す声があった。
そんな中、4月28日に行われた5者協議で、同時通訳されたバッハ会長の発言の一部に「五輪も乗り越えることが可能」というものがあり、著名人も含め、「五輪は乗り越えるべきものなのか?」「乗り越えるべきなのはコロナでは?」との声が噴出。しかし、これは誤解であり、正確には「逆境を乗り越えてきた能力が日本国民にあるからこそ、この難しい状況での五輪は可能になる」という意味だったことを同月30日のオンラインメディア・ハフポスト日本版が報じたものの、バッハ会長に対する不信感が消えることはなかった。
「言い間違い」では済まないバッハ会長の発言、日本国民の怒りが増幅していったワケ
2021.07.17 07:00
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