東京オリンピックという名のお祭りと神事としての祀りと祭り

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東京オリンピックという名のお祭りと神事としての祀りと祭り

コロナ禍における東京オリンピックの開催をめぐる賛否論争は収束をみせる気配がない。だがあえてこのお祭り騒ぎをポジティブに解釈し、開催したからには意味あるものとして捉えようとするなら、まさに「祭り」としての要素が見えてくる。

■東京オリンピックはコロナ禍における祭りである

この稿の執筆時において東京オリンピックが後半に差し掛かろうとしている。オリンピック史上最大といえる混乱を押し切って開催した今大会だが、開催してしまえば開催反対の声などなかったかのような連日の盛り上がりである。これは日本勢の予想以上の活躍も大いに後押ししているだろう。無観客開催における会場は静寂が支配していても、世間の熱気熱狂はおのずと伝わるものであるようだ。やはり自国開催のテンションは選手達にただならぬ影響を与えると思われる。一方でコロナの感染者数は一向に減少しない。オリンピックの熱狂の影で多くの人が苦しんでいるのも事実である。大会反対の声も鳴り止まることはない。それでも日本人選手の活躍は無視できない。やはりスポーツには人間の原始的な本能をくすぐるものがあるのではないかと思えてしまう。そのように考えると、東京オリンピックはコロナ禍における「祭り」であるといえる。

■祭りは祈りのかたち

祭りはただの宴会ではない。「祭り」とは「祀り」であり、神を祀り五穀豊穣や疫病退散を祈願する祭祀儀礼である。村の中心には産土神(土地の神)が鎮座する鎮守の森があった。村の民は祭りの日には森や社に集まり、神に豊作物をお供えし祈りを捧げ、歌い踊り、神を祀る神輿を担いで、非日常的な「ハレ」の日を祝った。地震や洪水、日照り、そして疫病。人知の及ばない自然の脅威は神の怒りの現れであった。神は恵みをもたらすと同時に怒れる存在である。そのような時も人々は神を「祀る」、「祭り」をした。

■ワンピース ワノ国で行われている年に一度の火祭り

週刊少年ジャンプ連載中の漫画「ワンピース」では、現在の舞台「ワの国」で年に一度の「火祭り」が行われている。国民は絶対的権力者「カイドウ」と「オロチ」に虐げられ辛い日々を送っている。

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