豊臣政権下で奉行職に等しい5人の人物から構成された五奉行。豊臣秀吉没後は実務を担当し、豊臣政権を支えていきました。
そのような重要な役職を仰せつかったメンバーには、前田玄以や浅野長政、長束正家などがいたのですが、石田三成の知名度が高すぎて他のメンバーについて知らない方も多いはずかと思います。
そこで今回は、五奉行の各奉行が何を担当していたのかと簡単な略歴を石田三成も含めてご紹介します。
司法担当・浅野長政五奉行の筆頭として知られる浅野長政(演:濱津隆之さん)は主に司法に関しての事柄を担当していました。
安井重継の子として生まれた長政は、織田信長家臣で叔父の浅野長勝の養子となったことで浅野家の家督を相続します。
長勝の養子には寧々もいたので、必然的に長政と秀吉は親戚同士となりました。
信長死後、秀吉に仕えた長政は、卓越した行政手腕に目を付けられ、太閤検地を実施する役割に任命されます。
また、東国の武将たちとの親交があったことから秀吉が諸大名から没収した東国の金銀山管理も任されるほど、秀吉から能力を買われていました。