自由がない過酷な労働条件の吉原で働く遊女たちの平均寿命は、23歳弱と短命でした。
男と女が集まる吉原では、客が金を払って咲かせるかりそめの恋の花以外にも、奉公人と遊女、客と花魁などの間で本気の恋の花が咲くこともありました。
けれども、本気の恋の花ほど、咲いてもあっという間に枯れてしまう、短命の「徒花」だったのです。
【前編】では、お互いに唯一無二の存在であった蔦谷重三郎(横浜流星)と五代目瀬川花魁(小芝風花)の間に咲いた徒花、そんな瀬川と盲人・鳥山検校(市原隼人星)の間に咲いた徒花の2本をご紹介しました。
大河『べらぼう』鳥山検校と五代目瀬川(小芝風花)の悲惨なその後…咲くも散りゆく4本の徒花【前編】【後編】では、悲惨に散った遊女・うつせみ(小野花梨)と浪人・小田新之助(井之脇海)の間に咲いた徒花、そして一夜限りの幻に涙した平賀源内(安田顕)と瀬川の間に咲いた夢の徒花についてご紹介しましょう。