NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』第2回「願いの鐘」で初登場した、織田信長(小栗旬)の妹・お市(お市の方 演:宮﨑あおい)。
お市の方は、戦国一の美女、悲劇のヒロイン──そんなイメージで語られがちです。戦国の女性は史料が少なく、「名すら確定しない」「心情が残らない」という現実があります。
それでも、お市の方の人生を追うと見えてくるのは、娘たちを生かすために選び続けた一人の母の人間らしい強さです。
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『豊臣兄弟!』いずれ訪れる悲劇…戦国一の美女・お市(宮﨑あおい)登場!願いの鐘に託す姉・妹の祈りを考察 名すら確定しないという現実お市の方は、1547年ごろ、織田信長の妹として生まれたと考えられています。ただし、生年や実名ははっきりしていません。「於市」「市姫」「秀子」など、複数の呼び名が伝わるのみです。
名前が定まらないという事実は、当時の女性の立場をよく示しています。個人として記録される存在ではなかった、ということです。