「直、わしは兄者とともにもっと強うなる。強うなって、『お前の見たかった世』を作ってみせる」
稲葉山城改め「岐阜城」に立ち、眼下に広がる景色を眺めながら亡くなった直(白石聖)に誓う小一郎(仲野太賀)。その隣には、同じ景色を見詰める直の姿がありました。
「わたし、すごいなあ。小一郎ならきっとそう言うと思った」……何度も出てきたお得意のセリフを言う直。小一郎にやっと笑顔が戻りました。この場所で生かすための言葉だったのですね。
今回のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」第9回『竹中半兵衛という男』。
『豊臣兄弟!』直を失った小一郎は何を誓ったのか――竹中半兵衛の知略と斎藤龍興の末路…第9回振り返り副題の通り、豊臣兄弟が「三顧の礼」で調略に成功した半兵衛が主役でしたが。(かなりの変わり者でした)
弟の痛みに涙を流す兄・藤吉郎(池松壮亮)、「負け犬の遠吠えが棘のように刺さって抜けぬ」と、小一郎の言葉に心を動かされ織田家に仕えることを決めた安藤守就(田中哲司)はじめ美濃三人衆の決意。そして、大切な娘・直と交わした『賭け』を伝えに来た坂井喜左衛門(大倉孝二)。
いずれも胸熱な場面で、先週に引き続き心揺さぶられる展開でした。
いつも小一郎の背中を押し『豊臣秀長創世記』を作ってきた直。