【豊臣兄弟!】直の願いは生き続ける…小一郎が誓った“直が見たかった世”は「平和令」の伏線か (5/9ページ)
「小一郎は、みなが満足しないと気が済まない人だ」といい、「会ったら父様の話をよう聞いて、きっとお互いが笑える道を見つける。そして『これで万事円満でござる』と得意げにいうの。」と。
小一郎は、「争いごとは無くせなくても、無駄な殺し合いは無くすことができる。とことん話し合って、考え抜けば道はあると考える人だ」と父に伝えるのです。
けれど、父は「バカバカしい。そんな世など来るわけがなかろう」と返します。
その父に直は「できるほうに500文!わたしのへそくりすべてじゃ。」と賭けを申し込みます。「もしかしたら本当にそんな世ができるのでは?と、だまされたくなるのが私の旦那さまじゃ」と笑顔で父に言います。
顰めっ面をしながらも、直の言葉に耳をきちんと傾ける父。気が強くて親のいうことに従わない娘に閉口しつつも、意思をはっきり持つしっかり者の娘を誇りに思い、幸せになって欲しいのだな(けど、本当は結婚を認めたくない)という気持ちがじんわりと伝わってくる、いい場面でした。
話を聞きつつ呆然とする小一郎に「その様子じゃ、わしの勝ちじゃな。あやつも見る目がなかったのう」と帰ろうとする喜左衛門に、「まだ終わってはおりませぬ!その賭け、必ずや直に勝たせてみせまする」と泣きながら叫ぶ小一郎。
「おぬしが諦めたら、すぐに銭を取りに来るぞ!逃げるなよ!直と共に、ずっと見張っておるぞ。」と、涙を押し殺した表情で小一郎にはっぱをかけるのでした。
「しかと承知!」やっと号泣できた小一郎。「これで万事円満じゃ!」と言いながら大泣きするのでした。
直の墓のそばに刺さっていたのは、「豊臣兄弟!」のアイコンでもある「風車」。
この風車は、兄のシンボルが瓢箪なのに対して、小一郎のシンボルだそうです。
小一郎が「わしも疲れた」と呟いているとき、風車は止まっていました。