今から知っておくべき?あらゆるタイプのインフルエンザに効くワクチンの研究

| FUTURUS
今から知っておくべき?あらゆるタイプのインフルエンザに効くワクチンの研究

毎年、時期が来ると新聞やテレビを騒がせるインフルエンザ。シーズンが近づくと、流行に備えて予防接種を打っているという人も多いのでは。ところが予防接種を打ったからといって安心できないのが、この厄介な流行病。「ワクチンが効かなかった」といった話を耳にすることも少なくないが、これはインフルエンザワクチンの準備には時間がかかるため、実際の流行よりも前にワクチン株を選ぶことと関係している。

このほど発表された新たな研究では、多数のインフルエンザウイルスに対し例外なく効果があるワクチンを作ることができる可能性が示されている。一体どんなワクチンなのだろうか。

■ ワクチンがウイルスに合うか考える必要がない戦略

アメリカの微生物学についての専門誌『mBio』に掲載された論文の著者のひとり、アメリカ国立アレルギー・感染症研究所(NIAID:National Institute of Allergy and Infectious Diseases)のJeffery Taubenberger氏によると、ワクチンが毎年変わるのはその年に広がっているウィルスに合わせるためだという。もしワクチンがターゲットとなるウイルスの遺伝子と少しでも異なれば、効果が少なくなってしまうのだ。

とはいえ、前述したとおり、大量のワクチン製造のためにはあらかじめ準備が必要となり、前の冬に流行したウイルスを参考としてワクチンを作っている以上、実際に流行したものと遺伝子的に離れたものとなることは珍しくない。

Taubenberger氏は今回の研究について、「私たちがやったことは、ワクチンがウイルスに合うかを全く考える必要がない戦略をデザインすることだった」と説明している。


■ いくつかの異なる型の「ヘマグルチニン」を含むワクチン混合物を使用

研究チームは、H1、H3、H5そしてH7といった、いくつかの異なる型の、ウイルスの表面上に存在する抗原性糖タンパク質「ヘマグルチニン」を含むワクチン混合物を使用。

ピックアップ PR 
ランキング
総合
社会