ケンコーコムはなぜ福岡に本社を移したか?震災リスク、そしてアジアへの視線 (3/3ページ)
ヒトを運ぶ「空路」と、モノを運ぶ「海路」、この両者で優れたアクセス環境を持つ福岡市の環境は、アジアをはじめとした海外展開をにらむ企業にとって大きなメリットだろう。
また、福岡市は『アジアのゲートウェイとしての福岡』といった施策を推し進めており、ケンコーコムは「海外展開に向けた行政のバックアップを受けやすい土地であることは確かです」とも付け加えた。

博多港「マルチ・クロス・サービス」のイメージ(博多港ウェブサイトより) 「職住接近」がWLBやQOLを高め、生産性の向上へ
最後に、「実際に福岡でビジネスをしてみて、感じた点」をケンコーコムに聞いた。
「実際に福岡のオフィスで働く社員からは、職住近接のコンパクトな土地に魅力を感じると聞きます。そういった面で、ワークライフバランス(WLB)やQOL(生活の質)に優れた福岡は『働きやすい土地』であり、生産性の向上にもつながると思われます」「そもそも『東京の1企業』と『福岡市にある1企業』、この意味は大きく違います。東京よりも福岡の方が、海外展開へのバックアップや求人支援など、幅広い面で行政のサポートを密接に受けられることを、この1年間で強く実感しました」