【2020年以降の未来予想】10年後の自動車はどうなっているのか (4/5ページ)
ガソリンを給油するために長距離移動しなければならないからだ。
■ PHV、レンジエクステンダー付きEV、FCVの可能性
外部充電が可能なPHV・PHEV(プラグイン・ハイブリッド)は現実的な解決方法だ。ハイブリッドで使用する電池の容量、サイズを大型化し、家庭や外の急速充電器に対応することで、EV同様ゼロエミッションでショートレンジを走行可能だ。電池が切れたらエンジンが始動して走行、充電とロングレンジまでカバーできるので、旅行やドライブでも心配がない。
(参考:プリウスPHV開発責任者に聞いた「なぜPHVに注力するのか」 | FUTURUS(フトゥールス) http://nge.jp/2014/07/10/post-1137)
同様の構造にレンジエクステンダー付きEVもある。PHVとの大きな違いはレンジエクステンダーは発電専用エンジンとなり、駆動はしないという点である。発電専用エンジンのため構造がシンプルで、小型化できるのがメリットである。
FCVは構造的にレンジエクステンダー付きEVに近い。モーター駆動である点は共通で、電気を作るためのレンジエクステンダー(発電機)の代わりに燃料電池を使う。
■ ガソリン車と同様にズルいFCV
燃料電池とは水素をエネルギー源として、空気中の酸素と反応させて電気を作るものである。貯めこむわけではないので、電池というと語弊があるが、こちらもガソリン車と同様酸素を大気中から自由に取り込むことができるという点でズルをしている。ただガソリン車と違い排気ガスは出さず、出すのは反応によってできたH2O、つまり水だけというクリーンな点が売りだ。
■ 水素ステーションと水素の生成方法
FCVは水素タンクをもち、水素ステーションで水素を充填して走行する。充電時間は数分、航続距離は600kmとエンジン車同様の使い勝手が売りだ。ただ課題なのが水素ステーションの設置数と、その水素をどのように生成するかだ。生成方法はそのまま小売価格に直結するだけに、無関心ではいられない。