コンサルタントの思考法、自分のモノにするには? (1/3ページ)
テレビのコメンテーターの肩書きとしてよく見かける「コンサルタント」だが、彼らがカバーする領域は実に幅広い。経営やPRなどいったビジネス分野から、今では「おそうじ」「結婚」といった実用的なフィールドを専門とする人もでてきた。
しかし、やはりコンサルタントの思考術が活きるのは「経営」だろう。
寺嶋直史さんは大手電機メーカーを退職して、コンサルタントとして独立。専門としている領域は「事業再生」だ。現在では中小零細企業相手にコンサルティングを行っている。
この程、寺嶋さんが執筆した『事業デューデリジェンスの実務入門』(中央経済社/刊)は、事業デューデリジェンス(対象となる企業を調査・評価し、調査報告書を作成する活動)の教科書的な一冊で、コンサル活動に必要なスキルや思考法が詰まっている。
今回、寺嶋さんに、コンサルタントにとって大事なことは何なのか、コンサルタントや経営者が抱えている問題はどんなものなのか、お話をうかがった。後編をお伝えする。
(新刊JP編集部)
■コンサルタントの思考法を自分のモノにするためには?
――大手電機メーカーをやめたあとは、コンサルティングファームに転職します。
寺嶋:独立するためですね。コンサルタントとしての能力を高めるために転職しました。
――営業ではなく事業再生というフィールドを選んだのは?
寺嶋:最初は営業コンサルをやろうと思っていたのですが、フィールドは広い方がいいということで、販売促進なども含めた「売り上げアップ」のコンサルタントでいこうと決めました。そんな中、知り合いで事業再生のコンサルタントをしている方から、経営に関する幅広いフィールドをカバーするので、いろんな経験ができると言われたんです。また、困っている人を助けるというのも心に刺さりました。大変だけど成長できるし、役に立っている実感が得られる。それはそれまで味わえなかったことですから。