AVや風俗業界で人身売買はあるのか?告発系記事への反論【前編】 (2/4ページ)
●現状のAV業界は金がないので、裁判リスクは何が何でも回避したい
まず覚えておいて欲しいのがこの点で、十数年前のAV業界ならば、ヒット作品が何本か続けばすぐに億の金が入って来たので、ヤクザ者も含めて多少の無茶なら平気でヤラかす人間も少なからずいた。その時代には、昔ながらの酷い女衒手法もまかり通っており、その被害に遭う女性も多かっただろう。それは事実だ。
ところが、現在は無料でいくらでも性器が見れてしまい、なおかつtorrentなど逮捕者が続出しているファイル共有ソフトで、新作AVが発売日前にバラ撒かれるような時代である。お陰で業界に回る金は減少を続け、今や超大手メーカーであっても2,000本も売れたら大ヒットと呼ばれるまでに規模が縮小した。2,000本といえば、卸値が1本1,500円として、たかだか300万円だ。これが悲しいかな今のAV業界の実情である。そんな状況なのだから、昔のような1日数百万円などという高額のギャラを取れる女優など殆どいない。
今はMAXで300万円に満たないのではなかろうか。 よってプロダクションに回る金も昔とは比べ物にならないほど減少しており、そんな中で多額の賠償金を支払わせられるようなヘマをやらかせば、一発で会社が吹き飛んでしまう。
そんな内情なのに、記事で言われるような民事どころか刑事罰を喰らってもおかしくないような迂闊なマネをするだろうか。知人のAVプロダクションの人間にそれとなく聞いてみたところ「今はそんなヤクザめいたやり方が出来るダクションなんか無いんじゃないですか? ウチなんかもそうですけど、女の子をなだめすかして、お姫様扱いして、なんとかテンションを維持して仕事に出てもらう事に必死ですよ」とのこと。 おそらく今の"AV業界"では、この意見が最も事実に近いと思われる。
●デビュー作でいきなりハードな現場に放り込まれる事はほぼないデビュー作がいきなり多人数物のハードな現場だったという話についてだが、『単体 企画単体 企画(※)』と女優を格付けした場合、まず企画単体や単体の女の子に、デビュー作でいきなりハードな現場を用意するプロダクションはまずない。