AVや風俗業界で人身売買はあるのか?告発系記事への反論【前編】 (4/4ページ)

東京ブレイキングニュース

マネージャーが張り付きという場合も考えられるが、それには人件費がかかるため、よほど期待できる女の子でもない限り現場に1日張り付かせるなんて事は考え難い。基本的には現場への送り迎えだけやって、頃合いを見て現場を離れ、他の女の子の送り迎えに動くというのが当たり前の仕事内容になるだろう。 であれば、相談できる相手や助けを求めるチャンスが全くない訳ではない。撮影があるたびに、近くに何もない山の中へ連れて行かれ、携帯を取り上げられて働かされるなんて状況は、ちょっと考え難いのだ。

 そもそも、人のいない山の中で撮影するには金がかかる。今の困窮するAVメーカーが、何本売れるか解らないような安い女の子の作品に、地方ロケを組む撮影予算が捻出できるだろうか。演者の移動用の車の手配や高速代で、女優の出演料を超えてしまう可能性もある。もし私がそんな状況で監督しろと言われたら、スタッフのアパートを借りてハメ撮り物を撮る事を選ぶだろう。

 また、辞めたいと言うと「親にバラすぞ」と脅されるという件についてだが、これなどAVメーカーやプロダクションが最も恐れる「親バレ・身内バレによる引退=飛び」という最悪の話である。こうなると撮影済みのものも世に出せなかったり、ギャラの返金も生じてしまうため、プロダクションからすれば何が何でも避けたい話だ。これを逆にプロダクションの側から脅しに使うとは、まったくもって考えられない。過去にも親バレや彼氏バレなどで、何人の人気AV嬢が消えて行ったことか。中にはDMMなどの販売サイトから一切の名前が消えた子までいる。

 次に9本契約されていたという点についてもツッコミを入れねばならない。9本という具体的な数字が上がったならば、それは恐らくどこかのAVメーカーが専属契約をしてくれたという事ではないだろうか。であるならば、その女の子は相当期待されている証拠で、お姫様扱いされなければ話がおかしい。やはりこの点についても騙して脅しての対象になるとは到底思えないのだ。

 一言でぶった切ってしまうのも心苦しいが、女性団体や弁護士といった方々が主張する "人身取り引き被害の実態" は、どう考えても 「余計に金がかかる、余計にリスクが大きくなる」 のである。(続)

Written by 荒井禎雄

Photo by ManNg

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