AVや風俗業界で人身売買はあるのか?告発系記事への反論【前編】 (3/4ページ)
女の子がどうしてもハードなプレイがしたいと駄々をこねたなど、よほどの理由がない限り "ない" と断言していい。考えられるとすれば、女の子が企画女優レベルだった場合だけだ。しかしこれにも疑問点が残る。
※ 解りやすくプロレスに例えると、単体女優はシングルマッチ専門、企画単体(キカタン)女優はシングルにもタッグにも出る、企画女優はバトルロイヤルにしか出られない
なぜデビューでハードな現場があり得ないかというと、これはAV女優の旬の問題に直結する。AV女優は(専属契約をしない限り)、通常最初の1~2本くらい(初月の仕事)が最も高いギャラで仕事が取れる。AVファンは正直なので、新鮮味のある女の子の出演作を好む(=売れる)からだ。
よって、最初の内はマイルドな内容の作品にだけ出演し、売れ行きが落ちてくる頃に、ちょっとずつプレイ内容を解禁していって、よりハードな路線に進む。それによって仕事の数とギャラの金額を維持するのだ。メーカーの専属契約というのは、その旬の時期をメーカー1社に預ける代わりに、通常より高めのギャラを払って貰うという契約である。
こうした背景を元に考えると、デビュー作でいきなり数人の男を相手に絡ませるなど、女優の最も高く売れる時期を自ら逃すような行為であり、プロダクションにも女優にも何のメリットもない。よって、単体や企画単体レベルの女の子にそれをやらせるのは考えられないのである。
また、金になる子はプロダクションにとって生命線なのだから、昔ながらのヤクザめいた恫喝でどうこうするより、焼き土下座でも何でもして、とにかく女の子にその気になってもらい、少しでも長く業界で活躍してくれる事を望む。 間違っても騙して脅して使い捨てなど出来ない。
では上で少し触れた "企画女優レベルの場合" を考えてみるが、企画レベルの子は正直言ってギャラが1本5万~10万程度である。その内プロダクションが半分持って行き、残りが女の子に入るとして、そんなみみっちい商売にしかならない子に対し、賠償金どころか刑事罰直行なんてリスクを負うだろうか。
また、AV女優は現場に入るとプロダクション以外の人間と接する機会が多い。