縮小表現の秘密。『アントマン』ペイトン・リード監督にインタビュー (2/7ページ)
――以前にもマーベルと仕事をしていますが、その時と現在とで何か違いは感じましたか?
リード:00年代の初頭に1年くらい、マーベルの『ファンタスティック・フォー』の映画化を手がけました。
当時の話は、私からするとマーベル・コミック史上初のヒーローチームである彼らが、相応しくない扱われ方をされているように感じられたんです(著者注:後にリード監督は降板、ティム・ストーリーが監督を引き継ぎ、2005年に映画が公開)。
でも現在は、マーベルが自分で映画化権を持って、キャラクターを深く理解し、情熱を持っているケヴィン・ファイギが自由に作れる状況にあります。
私にとって、そんなスタジオの代表と、スーパーヒーローが大好きなオタク同士として熱く語り合えるという関係は、すごくわくわくするものです。
後はもちろんテクノロジーが進化したというのもあるので、00年代初頭と今とでは大きな差があります。
――元々スーパーヒーロー・オタクとのことですが、本作のためにリサーチはどの程度行ったのでしょうか?
リード:アントマンが出てくるコミックは元々たくさん読んでいたので、映画を作る前に読み直した時には主に絵を見ました。
自分がもしアントマンの映画を1本しか作れないとしたら、なるべく多くの要素を詰め込みたいと思ったので、羽の生えた蟻に乗って飛ぶシーンなどのアントマンを象徴するような絵を頭に入れたんです。
もちろん映画とコミックは違うので、そのままでは観客に通用しないものもあり、作り直している部分はたくさんあります。