縮小表現の秘密。『アントマン』ペイトン・リード監督にインタビュー (3/7ページ)
――主演だけでなく、脚本のリライトも担当したポール・ラッドと一緒に仕事をするのはいかがでしたか?
リード:彼は人間ドラマでもコメディでも、とにかくなんでもこなせる凄い役者なので、スーパーヒーローもやれると思いました。特に、スーパーパワーを持たないヒーローが主人公の本作には完璧な配役です。
原作コミックを知らない観客は、アントマンの縮小やアリを操るといったパワーが何の役に立つのか、最初はわかりません。そんな中、ポールが蟻に乗ったりしながら、よくわからないパワーに対して観客と同じ反応をするというのも、本作の面白い部分になっていると思います。
――本作では初代アントマンであるハンク・ピムが、原作での長い歴史を巧みに凝縮したキャラクターに感じられました。なぜあのように描いたのでしょうか?
リード:ハンク・ピムに関しては、マイケル・ダグラスが演じることにも合わせ、(エドガー・ライト版の)元の脚本よりも暗いキャラクターになっています。
これは、脚本を書き直したポール・ラッドとアダム・マッケイが、より感情豊かなキャラクターになるように狙って書いたところです。
彼はとある事件がきっかけで他のヒーローを信じなくなる、怒りが抑えられなくなるなど、問題を抱えた師として、原作コミックの要素を多く持ったキャラクターとして描きました。