【碧志摩メグ騒動】女性を記号化して追い込むフェミニストの愚行 (5/7ページ)
さらに言うならば、エロマンガやアニメの類を性犯罪を助長する記号だと認識するのであれば、それ以上に危険な記号がある。 どちらかと言えばそちらを先に糾弾し、世の中から無くさねばならない。 それが何かと言うならば、より大勢の人間がエロ記号として認識しているであろう、女性の胸の膨らみや太ももなどだ。
"フェミニスト" の記号潰しに賛同するのであれば、オタクコンテンツよりよっぽど直接的で犯罪発生に近そうな、ミニスカート・下着・水着・ストッキング・タイツ・生足......といった物を根絶やしにした方がいい。 果たして世の女性はそんな社会を求めているのだろうか。
●片方を持ち上げ片方を根絶やしにする論調では、結局は女性を窮屈な状況に後戻りさせる"フェミニスト" は自分の気に入らない、もしくは嫌悪感を抱く表現や創作物に対し、異常なまでの攻撃性を発揮する。 ではそれが行き着く先に何があるか考えてみよう。
まず、オタクコンテンツが "フェミニスト" の主張により根絶やしにされたとしよう。 そうなったら "フェミニスト" は口を閉じておとなしくしてくれるだろうか。 おそらくそうではない。 そうなったらそうなったで、次の攻撃対象を見付け出し、同じような論調で 「女性を~ 女性が~ 女性に~」 と騒ぎ立て、際限なく自分の気に入らない物を潰して回るに違いない。 これは妄想でも何でもなく、何の根拠もないオタク叩きをここまで熱心にやれるのだから、矛の向かう先を変えて同じ事を繰り返すなど誰にでも予測できる。 なんせデマを海外に発信して、海外からの圧力をかけて貰おうと画策するような輩なのだから、何をしたって不思議などない。
また運動を続ける中で "フェミニスト" 同士の内ゲバが起き、「あいつらは本物の "フェミニスト" ではない」 と偽物というレッテルの貼り合いに陥る事も予想される。 そして 「我々が守る女性の定義とは」 と、自分勝手に女性を定義付け、そこから漏れた女性は女性とは看做さず、単に敵として認識し、殲滅を目指して運動を続けるようになる。 これでは 「まだまだ敵がいるぞー」 と攻撃対象を探し回った挙句、自分の尻尾にかじり付き、遂には自分ごとこの世から消えてしまうお伽話の中のマヌケな蛇のようなものだ。