100人の性犯罪者から逃げ切れ…漫画『絶望の犯島』完結記念!櫻井稔文先生インタビュー (3/5ページ)

デイリーニュースオンライン

──性犯罪者というと強姦犯というイメージが強いですが、そうではない性犯罪者もたくさん出てますよね。パンツを強盗するだけのキャラとか、気絶した片思いの女性を犯さずに股間を撮影しただけのキャラとか。その辺りもまた性犯罪者のバラエティに繋がっていたと思います。

櫻井「あからさまな強姦犯はあんまり出したくなかったんですよ。極悪人の強姦犯ももちろん出さなければいけないんですが、そこまで徹底して悪いやつじゃない、ブラックユーモアというか間抜けさというか、ちょっとファニーなところもある性犯罪者も出したかったんです。パンツ強盗とかですね」

──パンツ強盗も現実に出くわしたらメチャクチャ怖いと思いますけどね! でも、確かに強姦犯に比べると、可愛げというか、可笑しみもありますね。

櫻井「あとはリアリティの問題です。気絶した女性を前にして、股間を撮影しただけのキャラ(注:殿井睦男=ウォシュレット)は童貞だったでしょう。童貞じゃ気絶した女性を前にしたって勃たないと思うんですよ。だから、エロポーズの写真を撮って帰って家で自慰をする。その辺りが童貞性犯罪者のリアリティだと思います」

──櫻井先生の中でのイメージの膨らみが性犯罪者のバラエティに繋がったわけですね。他にもボツになった性犯罪者はいるのでしょうか?

櫻井「性犯罪者は出そうと思えばいくらでも考えられるんですが、キリがないので……。ストーリーを進めることを優先しました。本当はあと十人くらい出したかったんですけど。紹介しきれなかったやつらは単行本巻末の『ギャル犯島 性犯罪者図鑑』に収録しています」

──性犯罪者のキャラの描き分けもしっかりされてますよね。一人として似た顔のキャラがいないし、どれもがちゃんとした性犯罪者に見えます。

櫻井「あれは似顔絵なんですよ。ネット上で検索して出てきた顔画像とか、昔の仕事で得たヤクザの資料とか、知り合いの編集者の顔とかなんです」

──えっ、じゃあ、もしかして、櫻井先生は誰の顔を描いても性犯罪者っぽくなってしまうのですか……?

櫻井「いや、僕が男前に描けないってのはあると思いますけど(笑) こいつは性犯罪者だ、ってレッテルを貼ると、そう見えちゃうってことじゃないですかね?」

──それはあるかもですね(笑) しかし、性犯罪者たちのこの顔って、たとえアシスタントいても櫻井先生にしか描けませんよね? 写真渡して、「これ描いて」って言っても、絶対に先生みたいに描けませんよ。

「100人の性犯罪者から逃げ切れ…漫画『絶望の犯島』完結記念!櫻井稔文先生インタビュー」のページです。デイリーニュースオンラインは、インタビュー漫画連載などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る