H・P・ラヴクラフトの影響が強いヘヴィメタル・アルバム8選+α (3/11ページ)

Kotaku

この世の向こうの世界に棲む生命体が、人間の松果体を媒介して攻撃してくる話ですが、イラストレーターのエド・レプカによるジャケットは、おそらくその辺を表現しているのかもしれません。

さらにバンドメンバーは、スチュアート・ゴードン監督が映画化した『フロム・ビヨンド』(1987年)も観ていたのではないかと推測されます。ちなみにゴードン監督は、同様にラヴクラフト作品をベースに制作した、『ZONBIO 死霊のしたたり』を製作したことでも有名です。

なお、動画の曲『シンボリック・イモータリティー』は、ブラック・サバス時代のオジーが書いた『ビハインド・ザ・ウォール・オブ・スリープ』同様に、ラヴクラフトが1919年に書いた短編『眠りの壁を越えて/眠りのとばりを超えて』をモチーフとしています。


5:モービッド・エンジェル/『カヴァナント』


ギタリストのトレイ・アザトースは、上記のアザトースから間接的に名前を付けているので、彼らのアルバムは全曲がこのリスト入れてもおかしくはないのかもしれません。

厳密には、1977年に出版された『サイモン・ネクロノミコン』という魔術書がトレイ・アザトースの由来で、この本は古代中東の神話とラヴクラフトとアレイスター・クロウリーをごった煮にして書かれたものなのだそうです。

確かに直接的でないかもしれませんが、ラヴクラフトの影響の余波がどれほど強いのかが伺い知れます。

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