「運動したら痩せる」とは限らない! やればやるほど太ってしまう恐怖の「運動もどき」とは?!
外食が続いたり、甘いお菓子がやめられない……といった状態が続くと、気になるのが体型の変化。このままではダメだと思っても、止まらない食欲。だったら運動すれば痩せられるだろうと、運動をスタートさせてみるものの、思うように脂肪が減っていかず、だんだん運動へのモチベーションも低下してしまうという話をよく聞きます。
実は、運動すれば必ず脂肪が落ちてスリムな体型になるかというと、そこには落とし穴があります。運動といっても、エネルギー消費の大きいものもあれば、運動したわりには、エネルギー消費が少なく、食事に加えて、お酒を呑んだり間食をすると、消費エネルギーよりも摂取エネルギーの方が多くなってしまうものとがあります。
この場合は、せっかくの運動も減量には活かせなかったということになってしまいます。
私達は、生きていくためにエネルギーを消費しています。これを「基礎代謝量」といいます。成人男性の基礎代謝量は、体重に24キロカロリーをかけたものになります。ですから、体重65キログラムの男性であれば、1560キロカロリーくらいを消費することになります。
特に体を動かすことなくゆったりと過ごしていても、これだけのエネルギーを消費しているわけです。この基礎代謝量は筋肉の量が関係しています。日頃、運動不足で筋肉量が減少してしまった、という人は、エネルギー消費量も減ることにつながり、「昔は、これくらい間食しても太らなかったのに…」と感じるようになることが多いのです。
もし、脂肪でひとまわり大きくなった体をなんとかするために運動をしよう、と思い立ったら、筋肉をしっかり使う運動内容であることがポイントです。少し息があがる程度の有酸素運動も有効です。例えば、筋肉を伸ばすストレッチやゆったりとしたヨガを5〜10分ほど行い、「これで痩せるぞ!」と安心してしまう人は要注意です。
ストレッチは、じっとしている時のエネルギー消費量のわずか20%増える程度だと言われているためです。
脂肪を減らすには、楽しみながら続けられるフットサルやテニスなど、ゲーム性のあるものや自分のペースでも続けやすい水泳やジョギングも取り組みやすい運動です。成人男性の1日の消費エネルギー量は、体重に40キロカロリーをかけた数値になりますので、筋トレも加えて筋肉量を増やすことで、エネルギーの消費されやすい体がつくられ、理想の体型に近づけやすくなります。
檜垣暁子