コール・イッキ……大学のコンパで無理やりお酒を飲ませると犯罪になる? (1/2ページ)
学生にとって春の恒例行事である「コンパ」。卒業生の追い出しや新歓コンパでハメを外し過ぎて、苦い思い出ができてしまったひとも少なくないだろう。
ドラマで定番の「オレの酒が飲めないのかっ!」は、刑法・223条「強要(きょうよう)」に抵触するれっきとした犯罪で、飲まされたひとの具合が悪くなると傷害罪に問われることもある。「飲め!」とあおったり、一気コールをしたひとも現場助勢(じょせい)で1年以下の懲役になるので、無理じいは絶対禁止!で楽しいお酒を心がけよう。
■酒の無理じいで懲役15年!
他人になにかをムリヤリさせることを「強要」と呼び、刑法・223条によって禁止されている。そのひとにとって「義務」ではないことをムリヤリさせる、または自由におこなえるはずの行為を妨害すると、りっぱな犯罪になるのだ。
新歓コンパでは「伝統」と称して、お酒を飲ませる、芸をさせるなどの話も聞くが、これこそが「強要」で、3年以下の懲役になる可能性もある。
もし誰かにお酒を強要し、具合が悪くなったらどうなるのか? 飲ませたひとの罪を段階的に挙げると、
・ムリヤリ飲ませた … 刑法・223条「強要」
・飲まされたひとの具合が悪くなった … 刑法・204条「傷害」
・飲まされたひとが亡くなった … 刑法・205条「傷害致死(ちし)」
または 刑法・210条「過失致死(ちし)」
になる。
これらの罪を犯すと、
・強要 … 3年以下の懲役
・傷害 … 15年以下の懲役 または 50万円以下の罰金
・傷害致死 … 3年以上の懲役
・過失致死 … 50万円以下の罰金
と重い処罰を受けることになるので、先輩の立場を利用して「飲め!」は厳禁だ。