【未来予想図2020】ホンダが考える「スマートモビリティ」EVとFCVそしてPHEVの将来は? (2/6ページ)

FUTURUS

太陽光発電だけで『MC-β』を走らせている宮古島市の実証実験(前編参照)は、そのいい例です。

電気を家で作りそれをクルマに使う、“家産家消”という考え方は十分にあると思います。>


■ カーシェアリングに超小型EVを使う

逆に、都市では使えないのでしょうか?

<答えが全くないとは思っていないです。さすがに、(『MC-β』を)ファーストカーにしようという人はいないと思いますが(笑)。都市で可能性があるのは、『カーシェアリング』ですね。

今、東京など都会では、駐車場の問題などでクルマを持つこと自体が困難になってきています。また、地下鉄など公共の交通機関が発達しているので、移動にクルマが絶対に必要ではなくなってきている。ただ、ちょっとした移動では、やはり必要な場合もある。

そこで、超小型EV。車体が小さいので渋滞対策になるし、普通のクルマを2台停める駐車スペースに3台は停められますから、これをシェアすることで駐車場スペースの削減にもなります。

『カーシェアリング』で、特に重要だと思っているのが、我々が『リモートドライブ』と呼んでいる半自動運転です。

例えば、ドライバーが降りた後に、クルマが自動で動き、隣のクルマのドアとの間隔をギリギリまで詰めて駐車する。人が乗っていないから、ドアは開かなくても大丈夫なんです。で、乗る時にはまた、自動で動いてドライバーを迎えに行く。そうすれば、駐車スペースをかなり削減できます。

あと、カーシェアで問題になるのが、例えばA地点とB地点で、どちらか一方にクルマが溜まってしまうこと。他社がやっている例では、学生などをアルバイトで雇って移動させていますが、それだと人件費が掛かる。

我々は、こういったクルマの偏在解消も、『リモートドライブ』でやることを考えています。『カルガモ走行』と呼んでいるんですが、一番前のクルマにだけドライバーが乗っていて、その後ろに2から3台のクルマが、前のナンバープレートを認識して自動でついてくる。そうすることで、1人で多くのクルマの偏りを解消できるんです。

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