【未来予想図2020】ホンダが考える「スマートモビリティ」EVとFCVそしてPHEVの将来は? (3/6ページ)
あまり知られていないのですが、ホンダは、20年前にこういった超小型EVを使った都心におけるカーシェアリング(ICVS)を提案しています。
ドライバーがクルマを降りて返却手続きをすると、クルマは『リモートドライブ』で隣のクルマのドアぎりぎりまで詰めて駐車スペースへ。ゲーテッドエリアで人が介在しないため、安全性も問題ないです。自動運転によるカルガモ走行で、クルマの偏在解消をするアイデアも、当時すでにありました。
(20年前の)動画では、返却時はカード認証を使っていますが、今ならスマートフォンでできるでしょう。EVの充電も充電コネクタを使っていますが、将来は非接触充電が可能になることも考えられます。
『MC-β』の前に開発した『マイクロコミュータープロトタイプ』でも、一昨年にこういった『リモートドライブ』のデモを(東京モーターショーと併催のスマートモビリティ2013で)発表しました。
これは、要は20年前からあったアイデアを、今の技術でやっているということ。都市でやるとしたら、我々はこういうシステムだと思っています。
実現すれば、環境に配慮しつつクルマの稼働率を上げる、ひいてはコストを下げることも可能になると思っています。>
■ 都市の近距離移動はEV、遠距離はFCV
一方、FCV(燃料電池車)についてはどんなイメージをお持ちだろうか?
<EVは、電気で走るだけなので、効率からすると水素を燃料とするFCVよりはるかにいいです。ただし、遠距離を走るのは苦手ですね。
EVで航続距離を伸ばそうとすると、バッテリーをたくさん積まなければなりませんが、それだと重くなるし充電時間が延びる。ガソリン車や、FCVが3分程度でチャージできるのに比べ、EVは何時間も必要です。
急速充電器を使うという考え方もありますが、やはり3分で充電して長距離を走るというのは難しいと考えています。
長距離を走るのであれば、FCVの方が断然有利ですね。ただし、燃料電池に必要な水素の補給には、水素ステーションなどインフラの整備が必要です。