【未来予想図2020】ホンダが考える「スマートモビリティ」EVとFCVそしてPHEVの将来は? (5/6ページ)
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■ PHEVは今後も増える?

では、PHEVは今後も増えるのだろうか?
<出てくると思いますよ。ホンダでもいろいろと考えています。ただし、やはりバッテリー容量が大きくなる分、価格は高くなってしまう。その辺りは、お客様にどう価値を提供できるかや、お客様がその価値を認めてくれるか次第ですね。
あと、問題は世界的な排ガス規制。
欧州では、2020年に従来よりかなり厳しいC02規制が始まります(各メーカーが販売した新車の総平均CO2値を130g_CO2/km以下から95g_CO2/km以下へ)。そのために欧州メーカーは、EV・PHEVなどを作らざるを得なくなっています。
また、アメリカでも、カリフォルニアで施行されているZEV規制(CO2排出量に関する厳しい規制)が、今後は全米に広がっていくでしょう。
日本でも、COP21(地球温暖化対策の国際会議、12月にパリで開催予定)次第では、さらに規制が厳しくなることは十分にあり得ます。
こういった規制は、要するに、前にも言ったように“化石燃料を燃やすな”と言っているようなものです。そうなると、基本的にガソリンエンジンを使っているPHEVは、そもそも法規制に要求されていることの完全な答えにはならないんです。
もちろん、しばらくの間は、EVを1台普及させるよりも、数的に多いガソリンエンジン車の燃焼効率を上げる(燃費向上の)方が、トータルのCO2排出量は減ります。だから、当面の間はガソリンエンジン車の需要は変わらないでしょう。
一方で、ガソリンエンジン車の燃費や排ガス排出量の改善は、もう限界に近いところまで来ていることも確かです。
エンジンは雑食なので、ガソリンだろうと、水素だろうと、アルコール(バイオエタノール燃料)でも燃えるわけです。水素を使う内燃機関は、NOXは出るけれどCO2は出ない。