【未来予想図2020】ホンダが考える「スマートモビリティ」EVとFCVそしてPHEVの将来は? (4/6ページ)
EVは、前述の通り、家で充電できるので、近距離を走るコミューターとして考えれば、ある意味インフラはもうある。
FCVは、国も推進してはいますが、インフラの整備にはまだ時間がかかると思います。>

■ 新しい楽しみ方ができるPHEV
FCVの普及に時間が掛かるとすると、それまでの間はどんなクルマが主流になるのだろうか?
<PHEV(プラグインハイブリッド車)は、ひとつの方向性ですね。あれは、基本的に普通のクルマなので、遠距離も問題なく走れますからね。
ただし、CO2削減のために電動走行距離を伸ばそうとすると、バッテリーを増やす必要がある。すると、重くなるので燃費が悪くなるんです。
ハイブリッド車は、(PHEVでも)ブレーキを踏んだ時に出る回生エネルギーで燃費を稼いでいる。だから、高速道路でずっとアクセルを踏みっぱなしだと、燃費は良くありません。アコードPHEVは、そこを解決し、高速道路走行時はエンジンだけで走るため燃費がいいんです。>

<あと、PHEVでは面白い乗り方ができます。
例えば、(栃木県にある)日光のいろは坂を登るとしましょう。あんな長い登り坂を走ると、PHEVの電池は切れてしまいます。でも、そこで充電する必要は実はない。
帰りの下り坂で回生エネルギーがバッテリーに溜まり、ふもとに着く頃には宇都宮市内まで電動走行ができるくらい充電されているんです。
普通のHEV(ハイブリッド車)だと、バッテリー容量が小さいから無理なんですが、より容量が大きいPHEVならこれが可能。新しいクルマの楽しみ方ができるんですよ。