「禁煙化」とオリンピック。東京都はどこへいく? (3/3ページ)
■ オリンピックの楽しみ方

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さらにもう一つ言えば、日本人と欧米人とでは“オリンピックの楽しみ方”がまったく違う。
日本人は、その競技で繰り広げられるパフォーマンスを手に汗握りながらじっと見守る。
例えば、レスリングをテレビで観る時も、米満達弘のタックルや吉田沙保里のグラウンドテクニックにただただ固唾を呑む。
ところが欧米人の場合は、ビールを飲んで大騒ぎしながら競技を鑑賞する。開催地までオリンピックを観に行くことも、早い話がその延長線上である。
「世界最高水準のプレイを観たい」というよりも、「プレイを観ることで自分自身が楽しみたい」という心理のほうが強いのだ。
もっと言えば、オリンピックはあくまでも“酒の肴”である。オリンピックを“世界唯一のスポーツの祭典”と考えている国は、実は日本くらいのものだ。
イギリス人に言わせればオリンピックがなくなったとしても、サッカーワールドカップやラグビーワールドカップがある。
ペイ・パー・ビューでマニー・パッキャオの試合を観るのもいいし、そもそもイギリス連邦にはコモンウェルスゲームズというものもある。“スポーツの祭典”などいくらでもある。
そうである以上、オリンピックが近いからという理由で「都内の禁煙化を欧米諸国と同じレベルに進めよう」という発想は、いささかピントがずれているのではないか。
それよりも優先すべきは、「あらゆる人々を平等に受け入れる」ということのはずだ。
喫煙者にも嫌煙者にも配慮できる環境整備こそが、最も考慮しなければならない事項であると筆者は考えている。
【参考・画像】
※ 増える全面禁煙の飲食店 たばこに甘い国 返上を – 東京新聞
※ 東京五輪「喫煙環境」でも波乱 「禁煙」「分煙」都条例化めぐり紛糾 – 産経ニュース
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※ raindrop74 / Shutterstock