重大病が見つかるチェックリスト「夏太り」 (1/4ページ)

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重大病が見つかるチェックリスト「夏太り」

 記録的な暑さとなった8月もようやく終盤を迎えました。といっても、この稿を書いている時点ではまだ暑い盛りですから、まだまだ厳しい残暑が続いているのかはわかりませんが、どちらにしても、夏真っ盛りを過ぎて、ホッと気が緩んだ時、それまでの夏の疲れが一挙に出るという「夏バテ、残暑バテ」という状態もありますので、体調管理にはくれぐれもご注意ください。

「夏バテ」といえば、夏の暑さそのものによって引き起こされる従来の意味での「夏バテ」と、現代の冷房による気温の急激な変化によって引き起こされる「冷房病」の2種類があり、「冷房病」を「夏バテ」に含めて記載している人もいれば、別に分けて考えるべきという意見もある、ということを前回と前々回でお話ししました。

 このうち、冷房がない時代の従来の意味での「夏バテ」になると、体重は減ってやせてしまうのが当たり前でした。いわゆる「夏やせ」ですね。しかし、夏バテというより「冷房病」のほうが多い現代では、夏やせする人よりも、むしろ夏に太ってしまう人のほうが多く、「夏太り」として問題になっています。「夏太り」する人は、「夏やせ」する人の3倍も多い、とも言われています。

「夏やせ」はやつれて見えますから、夏バテしていることはわかりやすいのですが、「夏太り」は夏バテしているようには見えませんよね。この暑さにもかかわらず食欲旺盛でいいじゃないか、と思われがちです。しかし、実は「夏太り」している人の中でも全身の倦怠感や思考力低下、下痢、便秘、時には頭痛、発熱、めまいなど、いわゆる「夏バテ」の症状を訴える人が多く、最近ではこの「夏太り」も「夏バテ」の一環として捉える動きもあるようです。

 また、「夏やせ」は涼しくなって食欲が戻れば回復しますが、「夏太り」は涼しくなってもそのままで、慢性的な肥満につながるケースも多く、そうなると糖尿病をはじめとする生活習慣病やメタボリック症候群の温床にもなりかねませんので、注意が必要です。

 それにしても、夏はたくさん汗をかきますし、食欲も落ちるのでやせそうなものなのに、なぜ逆に太ってしまうのでしょうか。その仕組みは、夏に基礎代謝が低下していることに一因があります。

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