映画『007 スペクター』出演のデイヴ・バウティスタにインタビュー (2/8ページ)
――『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ではヒーローを演じたのに対し、本作では悪役を演じていますが、今回のミスター・ヒンクス役は演じていてどういったところが楽しかったでしょうか?
デイヴ:面白かったのは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』では傷ついたヒーローを演じたのに対して、『007 スペクター』では何一つ気にしない悪役を演じたことだね。本当に全く違う役柄なんだ。
ミスター・ヒンクスの一番面白いところ、そして演じていて楽しかったところは、彼が自分の価値観でしか物事を見ていないところだ。だから自分も演じている時は、そういう価値観で物事を見るようにした。
サムの言うミスター・ヒンクスは、この世のことを何一つ気にしていない男なんだ。なぜなら彼は自分が世界一の悪人で、その他の全てのものは自分よりも下の存在だと思っている。だから彼には恐れたり、心配したりすることがない。全くないんだ。
ヒンクスは世界のことを気にしていないから、自分のすること全てを楽しんでいる。僕にですら、そういった人間はすごく怖い。ルールに従わない、世界の何にも気を配らない、全てを下に見る、怖い者知らずだからね。それは恐ろしいことだよ。
――撮影前にサム・メンデス監督から何かアドバイスはあったのでしょうか?
デイヴ:特には無かった。サムが素晴らしいのは、「これとこれとこれをしろ」と言わないところだ。彼はいつも「調子はどう? 今日はこのシーンを撮る」、「さあ、撮ろうか」と撮影を始めるんだ。
サムは何かを修正したい場合、別の誰かにそれを言わせたり、怒鳴ったりしない。顔を見て直接話してくれる、とても穏やかで温かく、思いやりのある人だ。いつも一人一人の顔を見て、穏やかに話すんだよ。