【未来探訪#004】教えて、新保先生!日本「ロボット立国」への道 (2/5ページ)

FUTURUS

適切な法制度の整備は、イノベーションと社会普及を両立させる鍵といえます。

例えば、ジュネーブ条約に従うと、無人での車の自動運転は条約違反となり現時点では“出来ないこと”となりますが、技術の進化による可能性に応じて、新たなルールや解釈を、時代の要求にあわせていくことが、より法学に求められています。

新たな技術の開発も、その実装や社会での導入も人が決めていくことです。

車に例えると、技術の進歩はアクセル(開発速度)だけが注目されがちです。ただ、人が運転する車は、ブレーキ(間違った方向に行ったときに修正する機能)があるから速く走れます。アクセルだけの車は、危なくて人は乗れません。社会では普及しない、ということです。

(人間のクローンなど、)倫理上許されないものは法規制すべきですが、まだロボット開発はこの段階にはきていません。

例えば、人を滅ぼす事が出来るロボットは普及させるべきではありませんが、まずは、ロボットが何をなす事が出来るのか、どういった可能性があるのか、ということを引き出すまで、道筋を見出すことが先ではないでしょうか。

我々が提言したいのは「こういったことを考えていない現在を変えよう」ということです。>


■ ロボットの導入によって、人はより自由になる?

-社会へのロボット導入は、人をより自由にするのでしょうか?

新保先生、

<ロボットの導入によって人はより自由になれるはずです。人がやっている仕事が奪われるのではなく、もうひとつの側面としては、人がやりたくないことや、命がけの仕事などを代替してくれるし、その分人はより自分がやりたかったことが出来るようになる機会を与えてくれます。

例えば、完全なる自動運転が可能になるのなら、通勤時に寝ることもできるし、より自由に車での移動時間を楽しむこともできるかもしれません。

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