漫画賞も受賞! 京都精華大のマンガ学部でプロを目指す嶌村紗帆さんにいろいろ話を聞いてみた! (4/4ページ)
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↑嶌村さんの卒業制作『夜鷹と六等星』
――これからどんな漫画を描きたいと思いますか?
嶌村さん 「ガチな漫画」でしょうか。これは羽海野先生が雑誌(出典:『ダ・ヴィンチ』2011年9月号)でおっしゃっていた言葉です。「こちらが本気(ガチ)で伝えたいことを描かないと、読者も本気で共感してくれない。嘘やごまかしを描いても通じない」という先生の言葉を読んで、それ以来自分が漫画を描く際の指針にしています。なかなかうまく描けませんが、それが私の理想です。
――なるほど。
嶌村さん また、誰かの世界を「変える」話が描きたいですね。漫画に限ったことではないですが、物語って、受け取る側を肯定したり、叱責したり、それまでの価値観を覆して全く違う新しい感じ方を教えてくれたりするじゃないですか。
それって大げさに言うと「読者の世界を変える」ことだと思うんです。今までいろんな漫画を読んで、励まされたり救われたりした経験が何度もあるので、私もそういう「誰かの世界を変える」漫画を描きたいな……と。
――漫画家として食べていくのはとても大変だと思うのですが、ぜひ頑張って素晴らしい漫画を描いてください。
嶌村さん はい。母親からは「漫画家になるまで帰ってくるな」と言われているので(笑)、頑張ります。
――ありがとうございました。
嶌村紗帆さんは、手名町紗帆(てなまちさほ)というペンネームでプロの道を進んでいくとのこと。雑誌でこの名前を見掛けたらぜひその漫画に注目してください!
⇒『京都精華大学』公式サイト
⇒手名町紗帆Twitter
@tenacitysaho
(高橋モータース@dcp)