毎年多くの被害が……迷惑なカラス対策には「超音波スピーカー」が効果的ってほんと? (1/2ページ)

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日本のいたるところで見かける「カラス」。童謡にも登場するほど身近な存在なのに、ゴミや農作物を荒らす嫌われ者。追い払うのに多大なエネルギーを使っている農家が多いのはご存じでしょうか?

カラスの鳴き声には意味があり、敵に襲われた、相手を威嚇するときには「危険」を伝える鳴き方に変わり、これを録音して聞かせるとカラスが寄りつかなくなることがわかりました。ただし大音量で流し続けると人間にも大迷惑……。そこでごく限られた範囲でしか音が聞こえない「超音波スピーカー」を使ったところ、より遠くまで「カラスよけ」できることがわかったのです。

■カラスは自分の鳴き声が苦手?

都心部で「カラス」が話題になるのは、ゴミを荒らす、鳴き声がうるさいなどが一般的ですが、農家では深刻な問題で、毎年20億円もの被害にあっています。「かかし」や「音」が定番の対策方法ですが、効果があるのは短期間で、危険がないとわかると怖がらなくなり、また農作物を荒らすようになってしまいます。これはカラスの学習能力が高いからで、脳vsからだの大きさを表す脳化(のうか)指数はイヌ/ネコ以上とかしこいため、追い払うのもひと苦労。そこで、知能の高さを逆手にとって、カラスの鳴き声を使って追い払う方法が研究されているのです。

カラスの鳴き方には、

 ・互いの位置を知らせるなどの「日常会話」

 ・天敵に襲われるなどの「緊急事態」

があり、後者を聞いたカラスは上空を旋回したり、止まっているところに「くちばし」をこすりつけるなど落ち着かないようすを見せ、この状態が続くとやがて寄りつかなくなることがわかりました。つまり、自分の鳴き声によって行動がコントロールされてしまうのです。いくらかしこいカラスでも、知恵比べでは人間のほうが上手ですね。

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