同じ墓に入ることを目的とした「墓友づくり」が今後益々増える理由とは? (1/2ページ)
ニュースや新聞などで、多くの人が一度は「終活」という単語を見聞きしたことがあるはずだ。この言葉は「人生の終わりのための活動」を略した造語だ。この言葉が使われ出したのは2009年頃である。2010年に新語・流行語大賞にノミネートされ、2012年には新語・流行語大賞トップテンに選出されたことから、いかに急速に広まった言葉であるか分かるだろう。2011年3月11日に発生した東日本大震災も、その要因のひとつと考えられている。
■終活に関連したイベントや団体が増加!
最近では、「終活フェスタ」といった、終活に関する理解を深めるための参加型イベントが、東京・大阪・札幌といった大都市で開催されている。
2013年に初めて開催されてから今までに8回開かれ、昨年の9月に東京で行われた最新のイベントでは、葬儀会社はもちろんのこと、証券会社や新聞社など30もの企業ブースが集まった。
また、終活カウンセラーという職業が生まれ、そのための検定試験が行われるようになったり、終活普及協会といった団体ができたりしている。
■就活カフェなどを利用して墓友づくりが活発化!
終活に関連する新たに生まれた言葉・概念のひとつとして、「墓友」が挙げられる。
近年の少子化の影響で、代々引き継いできた家の墓ではなく、ロッカー式の納骨堂や共同墓に入る人が増えてきた。このように同じ墓に入る人たちが、生前に交流を深めるのが「墓友づくり」である。
またその過程で、人生の終わりに向けた準備の相談などができる「終活カフェ」なども開かれている。
高齢者の一人暮らしが増加するなか、同じように共同墓に入ることを選択する、似たような価値観の友達を作ることは、高齢者の人生をより楽しいものにする効果もある。
■少子化が墓友づくり活発化の一つの原因に
私の祖父母の世代は4人を越える兄弟姉妹のいる家庭が多かったと聞く。
実際、私の祖父は7人兄弟、祖母は6人兄弟だったらしい。対して、私の父母や同世代の人たちのなかでは、ほとんどが一人っ子や二人兄弟、多くても三人兄弟といった印象だ。