映画『ゾンビスクール!』主演のイライジャ・ウッドにインタビュー (5/7ページ)
もう1つが「逆にコマンドーが~」というシーンで言っていますが、「そこにあるものを使う」ということを考えました。そうすることで、武器が喚起する暗いイメージだったり、事件だったりを回避できますし、ユーモアも生むことができます。
先生たちは物語の中で自分たちよりも巨大な敵と対決しなければいけませんが、彼らが手に持てるのは最もベーシックな、家や学校で見つけられる物しかない、ということから生まれるコメディ、笑いがあるわけです。そこは気をつけて描いている部分で、本物の銃や武器は登場しません。
加えて、子どもたちに危害を加えるということに関して、重要な場面が1つあります。ウェイドが消火器で感染した子どもをボコボコにするシーンです。あそこは流れを変えるシーンでもあります。
なぜかと言うと、敵である子どもたちをやっつけても他の先生たちが別に喜んだりしません。むしろ子どもの死を悼む沈黙の瞬間......「恐ろしいことになってしまった」という瞬間であって、そこで「あ、もう彼らは子どもではないんだ......」と先生たちは感じているわけです。
続くシーンではダグによる分析から「子どもたちはもう死んでいる」と定義付けられます。本作ではそれ以降から、大人たちが感染した子どもたちに危害を加えるようになるという展開になっているんです。
――ここ数年、さまざまなホラー映画に参加していらっしゃいますが、ホラーがお好きな理由は何でしょうか?
イライジャ:なぜホラーなのか? というのは簡単に答えられる質問ではないです。ただ、自分がそういった作品を見て感じることと関係しているとは思います。
僕はホラーを怖いというよりは「スリリング」に感じるんです。そして、他のジャンルではできない形でいろいろなストーリーが描けるジャンルでもあるんじゃないか? と思っています。