「工場萌え」の第一人者・大山顕さんが語る「鹿島臨海工業地帯」の魅力 (1/2ページ)
日本有数の工場スポット、鹿島臨海工業地帯(茨城県鹿嶋市・神栖市)。日中でも圧巻のたたずまいだが、夜になると、よりその色気を増す。茨城県のインターネットテレビ・いばキラTVが公開中の「絶景茨城」では、そんな工業地帯の風景を高画質で伝えている。
全国から工場ファンが集う鹿島。その魅力を「工場萌え」(2007年)などの著書があるフォトグラファー・ライターの大山顕さんに語ってもらった。
工場クルーズの定期船は「茨城県の宝」ぼくがはじめて鹿島に工場を見に行ったのは、いまから15年前。まだ「工場萌え」が出版されておらず、工業風景を愛でる人などほかにいなかった。それがいまやこうして茨城の「絶景」として映像が作られる時代だ。ほんとうに良い時代になった。
昼はもちろん、夜景も楽しみ(いばキラTVより)
これまで日本中のコンビナートをめぐってきたが、いちばん愛着のある工業地域はどこかと訊かれたら「鹿島」と答えるだろう。毎年春に「鹿島コンビナート ツアー」を開催している。バスを借り切って、全国から集まった工場好きたちで一日かけて鹿島港周辺をじっくりとめぐる催しだ。参加する同好の士たちはすぐに仲良くなり、その後もつきあいを続けている人たちも多い。仲間もいなくて一人きりで訪ねたあの時から、こうして何十人もの仲間で楽しく工場を愛でる今日に至るまで。思い出がたくさんあるコンビナート、それが鹿島だ。

表情が刻々と変わる工場たち(いばキラTVより)
なんといってもさまざまな角度から工場を観賞出来るのがすばらしい。工場を見るためにつくられた展望塔があるのは四日市と鹿島だけだ。