【現代医学】切腹は死ぬほど痛い! 切腹後に自分で内臓を取り出す武将がいた → 交感神経が興奮状態なら可能か (1/7ページ)
こんにちは! 歴史好き女医の馬渕まりです。専門は代謝内科。脂質異常症や糖尿病などの生活習慣病が得意分野です。
・絶対に真似できないのが「切腹」
歴史好きの中でも、とりわけ戦国時代は人気があります。武将たちの武勇伝や政治力に憧れ、少しでも彼らに近づきたい。そんな風に思われる方が少なくないようですが、彼らをどれだけ尊敬していても、絶対に真似できないのが「切腹」でしょう。
・刀をお腹に突き刺し自らググッと十字に切り裂く
想像しただけでも恐ろしいですが、以前、戦国好きの知人からこんな質問を受けたことがありまして。「柴田勝家が切腹したとき、ハラワタをひきちぎって、秀吉に投げつけるシーンを漫画で見た。アレって医学的には可能なの?」。なるほど、これは(医学的には)面白いテーマ。早速、柴田勝家さんに絡めて診察してみましょう。

・切腹は平安時代から
切腹の起源そのものは、実は平安時代に遡るようです。武士の時代の鎌倉辺りから始まったのかと思いきや、意外と古いんですね。ただし、近世に入るまでは、あくまで自決の一手段に過ぎず『名誉な死に方』という概念はなかったもよう。大きな転機が訪れたのは戦国時代、備中高松城での戦いからでした。
・清水宗治の自害
豊臣秀吉が水攻めを敢行した、現・岡山県のお城です。このとき秀吉は、本能寺の変を知って慌てて畿内へ戻らねばならず、急遽、敵の毛利方と和睦を果たすために出した条件が、同城主・清水宗治の自害でした。
・その場で潔く腹を切る
逃げたい方が切腹を命じるなんて、何だか不条理な話ですが、ともかく、宗治は水上に船を出してその場で潔く腹を切り、介錯人に首をはねられました。これには秀吉をはじめとする武将たちは大いに感銘。