「世界一貧しい大統領」ホセ・ムヒカ来日 経済格差を「愚かな過ち」と批判 (2/3ページ)

新刊JP

難しい問題ですが、私たちは常に世界を平和に導く解決策を模索しないといけません。そうでない限り、犠牲になるのはつねに弱者です」

今は若干薄れつつあるが、かつては反米の気風が強かったラテンアメリカの政治家だけに、オバマ本人にもいい印象を持っていないのかと思いきやそうでもないようだ。

「オバマとは3度会いましたが、頭が良くすばらしい人という印象でした。彼が率いるアメリカ政府よりも頭がいいと感じましたが、アメリカという国において大統領ができることは他の国よりも限られているのかもしれません」



また、5年間ウルグアイの大統領を務めたムヒカ氏は、リーダーとして大切にしていることを問われると、

「“私たちは今幸せに生きているのか”ということを常に考えることです。私たちは多くの富を抱え、科学技術が進歩した時代に生きています。150年前と比べて人間の寿命は40年も伸びた一方で、軍事費に毎分200万ドルもかかるようになり、世界で最も裕福な100人ほどが人類の富の半分を所有するようになってしまいました。こうした不均衡を作りあげたルールが支配する世界になっています。若い人には私たちの愚かな過ちを繰り返さないでいただきたいです」

その後、ムヒカ氏の話は人間の幸福と人生のあるべき形についてに移り、こんな言葉を残してくれた。



「エゴはある意味で競争を助長し、それは様々な進歩をもたらしましたが、同時に危険なほど大きな野心も生みました。その野心の中身を忠実に実現すれば、全ては破壊されるでしょう」(人間のエゴについて)

「私は修道士のように生きろと言っているわけではありません。富に執着するあまり絶望に駆られる人生を送ってほしくない、ということです。

「「世界一貧しい大統領」ホセ・ムヒカ来日 経済格差を「愚かな過ち」と批判」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る