様々な伝説を持つ古代10の剣 (4/8ページ)
妖刀村正(日本)

出典: karapaia
村正千子(むらまさせんご)は、日本の室町時代(14~16世紀)の伝説の刀鍛冶職人である。完全に常軌を逸していて、暴力的な傾向があったと言われている。その破壊的な性質がこの名工の作った刀、村正にのりうつっているとも信じられている。この刀が、使う者を狂人に変え、村正自身のような獰猛な武士に変えてしまうという。
こうした悪い評判にもかかわらず、村正は優れた品質をそなえた刀であることも確かで、人気があった。ところが、江戸の初代将軍、徳川家康時代、村正の人気は一気に落ちた。家康の父も祖父も、家臣の持っていた村正で殺され、徳川家ゆかりの人間が偶然にも村正で命を落としたり、怪我をしたりする出来事が続いた。徳川家は村正に呪われていると考えられるようになり、結果として、村正の帯刀が禁じられ、刀もつぶされた。
(ただし川美術館は徳川家康が村正を嫌ったのは「後世の創作」であると断言している。