洗脳。その恐ろしい9の手口と実体の実例 (3/7ページ)

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 ハーストの逮捕後、検察側は彼女が洗脳されていたことを認めず、7年の懲役刑が下された。しかしカーター大統領は彼女が誘拐の被害者であり、ひどい体験をしていたことから刑期を2年に減刑する。彼女が人よりも影響を受けやすい人物であった可能性もあるが、この事件はストレス下において人格など案外簡単に変わってしまうことの証明である。・4. 睡眠妨害と疲労


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 感覚への過負荷、方向感覚の喪失、睡眠妨害。これらが組み合わさると人は正常な判断ができなくなる。連鎖販売取引のアムウェイ社は長時間の会合で販売員を睡眠不足にしていると非難されている。そこでは朝から晩まで続く販売指導が行われ、ごく短い休憩もバンドによる演奏が行われるため、大音響と照明でろくに休むこともできない。

 睡眠妨害を利用したカルトの手法は、タンパク質や重要な栄養素が乏しい食事とも組み合わされる。結果として、信徒は常に疲労状態にあり、カルト思想に抵抗する気力がなくなってしまう。オウム真理教の地下鉄サリン事件から20年後、ジャパンタイムズ紙は元信者にインタビューし、麻原彰晃の選挙活動を手伝いながら1日に1食しか与えられず、睡眠時間も1、2時間のみだったという証言を得ている。・5. 自己批判と指差し


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 朝鮮戦争で中国側に捕らえられたアメリカ兵は”批判と自己批判”セッションを受けさせられた。それは仲間を非難したり、自分のミスを語ったりさせながら、資本主義とアメリカに対する不信感を植え付けるためのものだ。捕虜は最初子供じみたセッションだとバカにしているが、やがて批判をするうちに自分の愛国心や戦争の大義が本当に疑わしく思えてくる。
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