50社を経営する起業家が伝授「海外でビジネスする際の注意点」 (1/2ページ)
『「世界」で働く。 アフリカで起業し、50社を経営する僕が大切にしていること』(金城拓真著、日本実業出版社)の著者は、タンザニア・ザンビア・マダガスカル・ベナン・ニジェール・ブルキナファソ・コートジボワール・カメルーン・トーゴと、アフリカ9ヶ国で50社以上の会社を経営しているという起業家。
金取引、農場経営、不動産、タクシー、運送業、金鉱山運営、ホテル、中国製品の卸売、土地開発など業種もさまざまだといいますが、「アフリカでビジネスをする際に、一番気をつけなければならないのは、相手の裏切りです」(20ページより)という言葉からも想像できるとおり、そのビジネスは一筋縄ではいかないもののようです。
しかも「裏切り」に気をつけなければならないのだとしたら、お金のトラブルも少なくなさそう。そこできょうは同書のなかから、お金についての考え方を引き出してみたいと思います。
■日本人はお金に盲目的になりがち
日本人のいちばんの欠点は、お金を絶対視していることだと著者はいいます。
もちろんお金は重要ですし、なければご飯も食べられないことになります。しかし多くの方は、お金に対して信仰に近い念を抱いているというのです。そして多くの場合、盲目的になりがちでもあるといいます。
ところが著者は、「すべての物事は俯瞰的に、客観的に捉えなければいけない」と考えているのだそうです。
■海外では「お金で解決できない」
また、「お金でなんでも解決できる世界は日本のなかだけ」と思っておいたほうがいいともいいます。
外国に出て、お金で物事を解決しようとすると、「私からどんどんボッタくってください」と喧伝しているようなものだというのです。
しかしそうなると、よからぬ輩がその人のもとに現れるのは時間の問題だということ。それは、日本人が海外でトラブルにあう原因のひとつではないかとも著者は考えているのだそうです。
にもかかわらず、多くの日本人はお金で物事を解決しようとするもの。